明けましておめでとうございます。5日から平常運転しております。そして、静かに7日、1周年を迎えました。今週のアメブロは、2021年受験される方へ向けて、人気校について1校ずつ書いています。より、受験する学校の良さをイメージ化してもらえるようにという思いのもとです。その第一弾は、灘。西大和、東大寺、大阪桐蔭、開明と続きます。よろしかったらぜひブログをチェックしてくださいませ。
さて、灘を受験される方は関西のみならず、全国から受けに来られます。本当に、人気が高いのだと改めて実感しております。灘と言えば、やはり伝説の教師・故橋本先生。ちょうと100歳を迎えられる年に私は橋本先生の古典セミナーに通うことができました。来られていたマダムたちは、長年通われておられ、さらにご主人が灘出身、息子さんが灘という方が多くいらっしゃいました。生まれて初めて100歳まで生きた方と出会ったのですが、普段は杖をつかれていておじぃちゃんといった感じなのですが、一旦授業に入ると背筋がピンと伸びて(塾の取材の時、ご高齢の塾長先生方みなさんそうでした)、声もはっていて、授業の構成(準備済)もきっちりされていて、とても興味深い授業で、毎回行くのを楽しみにしていました。源氏物語の授業だったのですが、先生は「私は紫式部になり代わってキミたちに伝える」とおっしゃっていたことが印象的です。
当時、100歳のお祝いが続き、TV出演も多かったのですが、あるとき能の会場で、橋本先生の講話がありました。息子を連れて行ったのですが、橋本先生のお声がまるで子守歌のように聞こえたのか、終始眠ってしまったのです。笑 とっても、有難いお話なのに、罰当たりな~と思いますが、これ、わかるのです。私もそうでしたから。そんな橋本先生が101歳のお誕生日を迎えられてすぐに旅立たれてしまいました。2013年のことです。悲しみが深くて、未だ、古典セミナーの教科書のページをめくっていません。写真のものは、亡くなられたあとに灘で販売されていました。現在ご活躍の教え子さんのお話もよく授業中に話して下さっていました。灘の文化祭にも行ったことがありますが、N1は群を抜いて面白いですね。そして、和田校長先生の学校づくりもダイナミックな発想で、灘の人気が頷けます。
今年は、記念受験をする人は少ないかもしれません。本命校で臨まれる方…。良い結果が出るようお祈り申し上げます☆ 憧れ、一途な思いは、きっと実を結びます💗