栄光のかけはし

我が子も?、意外に多い『敏感な人』たち

世の中には、『敏感な人』がいます。こういった人たちはどういう人なのでしょうか?
『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち(株 ディスカヴァー・トゥエンティワン)』イルセ・サン著 枇谷玲子訳 によると…

先ず、これからお話する『敏感な人』(HSP: Highly Sensitive Person  )』は、1996年アメリカの心理学者のエレイン・アーロン氏によって提唱されたもので、世の中のおよそ5人に1人がHSPだそうです。結構、多いですよね。なので、みなさんにお伝えしたいのです。
その『敏感な人 HSP』は、昔は、「抑圧されている」「心配性」「恥ずかしがり屋、シャイ」「神経症」「悪い神経の持ち主」などの言葉で言い表されていて、今の社会では「控え目で物静かにゆっくり物事を熟慮するタイプ」と見なされているそうです。
そして、敏感な人は、突如やってくるものではなく、小さい頃からその傾向があります。
ですから、自分の子供は(いや、お母様自身?)、『敏感な人』なのかどうかを知っておくと、向き合い方も違ってきます。巻頭に自己診断テストも付いています。
さて、本書では、HSPの『能力』と記されています。
1.一度に多くの情報を吸収できる
2.
音やにおいなどの微細な違いも察知できる
3.
ゆっくり深く多角的に考えられる
4.
とても慎重で、危機管理能力が高い
5.
共感力が高く、気配り上手
6.
誠実で、責任感がある
7.
想像力が豊かで、内的生活が充実している
どうやら、これらの能力が長けているから、『敏感』になってしまうのです。そして、世の中の大半の方々、鈍感な人たちとどのようにすればうまく付き合えるのか、また敏感な自分とどう付き合えばよいのかが、書かれてあります。仮に、自分が、あるいはお子様が敏感な人であっても、気落ちする必要はありません。むしろ、能力をご覧になってもお分かりいただけると思うのですが、ある意味とても優秀です。そして、これらは、自分の強み、武器になります。その特徴をいかして、中学受験に臨めばいいのです。ぜひ、敏感な人は、自信をもって進んでくださいね。

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