10月16日、中学受験セミナーを行いました。以下植田実先生のお話をまとめています。
「今日お話したいことは資料を読んでいただけるとおおよそご理解いただけると思います。入試とは、『学校からのメッセージ』です。そのメッセージがなければ、業者や塾の模試と同じ。子供たちは問題を解きながら、「この学校はこんなメッセージを出しているのだ」ということを掴み取ることができます。もし、それが掴み取れなかったら、その学校とはご縁がなかったということですね。これからの中学入試は資料にあるように、プレゼンテーション(課題発見)型入試や、英語インタビュー型入試、思考力(プレゼン)型入試のようなカタチに変わっていくと思われます。すでに首都圏では、このようなテストを取り入れている学校が増えてきております。そうなれば、受験する側は、どのように対処すればよいのでしょうか?その答えは、親子との対話です。これは受験が近くなってするものではなく、小さい頃からの積み重ねなのです。
しかし、反抗期や思春期で、子供との会話をとることが難しくなる時期がきますが、だからと言って、そこでお母様方がメゲていたらだめです。挫けないで、嫌がられても無視されても、どんどんお子様と色んな話をしてください。何故なら、親子や家族は、子供にとって一番はじめの『社会』なのですから。これからの社会は、コミュニケーション能力も問われます。いくら学力があっても自分と自分以外の人とコミュニケーションをとれなかったら、社会で生きていくことができません。そうなると誰が困るのでしょうか。よく考えてみてください。お子様にも考えさせてください。繰り返しますが、コミュニケーション能力を高めるためにも親子との会話が重要であり、カギを握っています。毎日、忙しくて疲れていても、その先にある未来を見据えて、親子の会話を充実させていきましょう。」
*参考資料より
・世界は大転換期
・学校選びの視点が変わっていく?
・英語4技能よりも国語4技能
・近畿圏私立入試の状況
・私学中学を選ぶポイントは?
・見極めたい「私学の個性」
・キーとなる思考力
・場としての魅力
・中高6年間が人生の基礎となる
・中高6年間の教育成果がでるのは?
※この資料が気になる方がいらっしゃいましたら、事務局(歩和茶庵)までお問合せ下さいませ。
尚、質疑応答で「どうすれば国語力をあげられるのか」「勉強嫌いの子供をどのように向かせればいいのか」「もし受験させるのならばどのような私学が良いのか」などがあがった。