中学受験を決めたら塾選び。入塾テストを受けたら受けたで合否があり、合格してもクラスわけ。いざ塾へ行ったら行ったで、宿題やら、子供が行くの、行かないだの……。本当に中学受験が終わるまでは、ながーーーい、気が遠くなる道のりです。
アメブロ https://ameblo.jp/fuwacha17/(子育て応援くらぶ『ふわチャ』)では、中学受験の勉強が本格的になる前から、息子・家族で過ごした時間、中学受験日記を書いてきました。中学受験が終わって数年書いていませんでしたが、このほどお母さんのための学びコミュニティ『歩和茶庵』をオープンさせましたので、再び書き始めています。自らの経験(息子の中受他)と、塾や私学を取材してきたライターの目、共育アドバイザーとしての視点で、今後、書き綴っていきたいと思います。アメブロの方は毎日更新しております、よろしかったらそちらのほうものぞいてみてくださいませ。
そしてこの「栄光のかけはし」は、厳選してアップさせてもらっています。どうぞ、これからもよろしくお願いします。
さて、今回は、中学受験が終わるまでの間のお母さんの心の動きをまとめてみました。
・せっかく通った塾、やめないでほしい~
・機嫌よく子供が塾に通ってほしいなぁ
・周り(ライバル)の動きも気になる
・偏差値。小4くらいだとまだ全体の位置が見えない、小5・6クラス分け、志望校の部分で気になる数字
・志望校に合格するかな?
・志望校に合格してほしい
・不合格が怖い
など。列挙していくとまだまだでてくると思いますが、共通していることは、「不安」というキーワードが浮上します。そして、終わるまで、心のもやもや、葛藤…で、落ち着かないのです。そう、受験が終わるまで笑えない。
でもね、これらを解決、あるいは上記のようなトラブル?が起こらないためには……。
それは…
実は、『最初のスタートが肝』なのです。
どんな問題集や参考書を使うのか、準備するのか、取り組むのか?、それもとっても大事です。
しかし、まだ、その前にぜひやってほしいことは!
☆「何故中学受験をさせるのか」という理由
☆塾に求めるものは何か?
この二つに集約しています。
例えば、「子供がせっかく入塾したのに行きたがらない、転塾した方がいいのかどうか」
この問題を紐解いていくプロセスのなかで、中学受験の動機のあいまいさや子供への浸透不足。そして塾への要望のズレが露呈してきます。
言い換えると、中学受験を何故するのかという理由は、私が質問したら、すぐに答えてもらわないといけないですし、お子様も納得してパッと言えるくらいじゃないとダメなのです。
塾に対しても同様で、「成績が上がってほしい」「〇〇中学へ入学してほしい」と言うのは二の次で、第一はもっと違う理由でなければならないのです。でなければ、塾は、「はい、このお客様は成績向上ね、実績ね」という具合に、その家の塾に対しての考え方を判断し、「自動仕分け」するのです。これは、長年、塾を取材してきて、塾の動向を横で見てきたからわかること。
正直、中学受験を反対する塾の経営者も多いです。加えて、成績向上や実績だけでこの塾を選んだというのも、実は、塾側に嫌われる動機の一つです。全部の塾がそうであると断言しませんが。
そのことを踏まえると、塾選びが始まる前に、少なくとも上記の二点はしっかり確固たるものを、わたしたちはもっていればなりません。
まとめますと、この二つがしっかりしていたら、少なくとも上記のような問題は起こりにくいし、またお母さんがつまずいてもすぐに気持ちを切り替えることができるのです。
どの家にも、言語化していなくても、中学受験をする理由、塾に求めるものは必ずあります。
それを確認できるのが、第三者、セカンドオピニオンに聞く塾選びです。そして、我が家の教育プランを可視化させる。
そうすることで、家族の絆が深まり、ベクトルが合わせやすくなります。
中学受験は、塾・子供・保護者のこの3つの歯車が合わないと、合格しないとも言われています。
この作業を塾選びの前にしているか、していないかで、長い道のりの乗り越え方が違ってきます。そして色んなことが起こる問題もなんなくクリアできます。やっぱり、お母さん。華麗に乗り越えたいですよね~
今日はここまでにして、次回、シミュレーションしながら説明していきますね。