今週はアメブロの方では中学受験日記(vol.1~vol.71)まで振り返りました。小5の春・夏・秋・冬と4回に分けて書いています。よろしかったらご一読くださいませ。
それで、よくよく考えてみると、中学受験の小5は実は、『入試の前』の1回目のふるい分けとも言えて重要な学年なのです。つまり、小5で中学受験を断念されるご家庭もあります。
何故なら……
・宿題の量が劇的に増えついていけない
・学習内容も難しくなり逃げ出したくなる
・クラスわけのテストや実力テストなどが多くプレッシャーで負ける
↓
□メンタルの弱いお子様は中学受験を乗り越えるのが困難
□復習と学習した内容の定着がないとアウトプットができない
反対にクリアできるお子様は、
□時間管理ができている
□自学自習が身についている
チェックしてみてください。
この小5のふるい分けをクリアできるポイントは、『中学受験をする理由』がカギになります。中学受験をする理由を明確にしておくと、様々な問題も乗り越えることが可能になります。しかし、逆に曖昧であると、最終的に「中学受験をやめる」という選択肢につながっていきますので注意してください。また、例え乗り越えることができても『親子の確執のタネ』となりますので覚えておきましょう。
◆中学受験をする理由が不明確だと…
・親がとにかく「中学受験をしなさい」の一点張り→自己主張をはっきり言えるお子様は自分から「中学受験をやめる」と言います
・子供が中学受験をやめると言っても、親が力や脅しで抑え込んでやめさせない→親子バトルの勃発。親子の確執の始まり。
・子供のレベルや希望を無視して、親の希望「〇〇中へ行きなさい」と強引
・「中学受験をしなさい」と塾へ行かせ、親が友達と遊んだり、子供のフォローをしない
・親の意向で中学受験をさせたいだけで、子供が納得せずに通塾しているだけ。成績も伸び悩み、志望校合格へはほど遠くなる
これらが原因で、小5の時点で残念ながら中学受験を断念したケースを今までうかがってきました。まだ他にも断念した理由はあるかと思います。ある意味、順風満帆、一筋縄で進まないのが12歳の挑戦の中学受験です。
もし、上記の内容に心当たりがあったり、あるいは親子の確執をつくりたくない、子供に納得してほしいとお考えがあれば、我が家の教育プランを可視化させ、ベクトルをあわせることが、小5でふるい分けに勝つ、中学受験を乗り切るコツとも言えます。それともう一つ、塾との良好な関係を構築することもおすすめします。
受験までの長い道のりのなかで、親も子も塾の先生にアドバイスをもらったり、フォローしていただいたり、学年が上がるにつれ、より塾の先生と絆が深まっていきます。親も子も成長して、中学受験を乗り越えることができる塾と中学受験を戦ってほしいですね。
中学受験の理由が明確化どうか、子供に浸透しているかどうかなど、「受験ステップ」や「ヒヤリングステップ」で分析すると、把握できますので、家族のベクトルをあわせやすくなります。
☆コロナで学校や塾は教育現場の在り方を問われ、そして休校でオンラインによる家庭学習に変わり、家族の在り方自体も見直す機会になっています。この機会をぜひ、利用して、家族のベクトルを合わせて、2021年度中学受験の方は中盤、後半戦に臨んで、小5以降の学年の方は様々なことが起こる長い道のりを快適に乗り越えられるようにしてください。