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栄光のかけはし

二月の勝者、最終回を観て。

『二月の勝者』のドラマは、中学受験を終えた人からこれからの人、さらには全く受験に関係ない人たちまで幅広い層で支持を集めていたようですね(視聴率は悪かったかもしれませんが)。今回が、最後の?感想です。

マンガやドラマを観て、「あーあんな塾に通わせたい」「あんな風に子供をみてほしい」と思われた方が多いのではないでしょうか。これらの気持ちを分析すると、根底に『面倒見がいい』というところにいきつきます。もちろん、母親の気持ちや塾の裏側を垣間見せている点も共感するポイントです。
私は90年代後半から塾の取材を始めて、2000年前半まで、こぞって塾は、『面倒見のいいこと』を全面に出し訴求してきました。
ところが、個別指導の台頭で、アピールポイントが変わり、今の自学力の元になる『自学自習』の方に転換してきました。
中学受験は、ここから少し乖離しますが、それでも学習習慣を身につけたり、お子様によっては、自学自習の礎を築き上げます。こういった面では、中学受験の良い点です。
さて、最終回。受験日のあの凍てつく寒さの朝のことが蘇り、胸に熱いものが込み上げてきますね。
島津くんが受験した海王は海陽2006年、中部地方の有力企業(東海旅客鉄道、中部電力など)やトヨタなど大手企業が主体となって設立。全寮制で、イギリスのイートン校がモデルで、日本で唯一?帝王学が学べる学校として誕生したこともあり、受験産業の方々は注目していました。そして、何人かの方に「おすすめの学校」として言われていて、興味もあったことから学校説明会に行ったのですが…。「あれ?この雰囲気は息子と合っていない?」と思ったのが第一印象。息子も全く学校に対して興味を示さなかったため、受験校にはしませんでした。
学校選びのなかで、「寮」という選択肢がありますが、寮は12歳の子供を親元から離れて暮らすため、親が子供を手放せるのか、そして子供の精神がついていけるかという問題が大きく関係します(この件はまた別の機会に)。
一方、開校から数年後、あるコンサルの先生が、学校側に「中高一貫校がこぞって実績訴求でいくのだから、海陽は海外を中心にした独自路線にするべきだ」とお話されたそうなのですが…。
その後、息子さんをお二人、海陽に通わせたお母様とお話する機会がありました。そのお母様に学校づくりについて聞いてみると「他の中高一貫校と変わらない」という印象でした(3人目の息子さんは他の中学)。
海陽に関わらず、コロナで大きく世界や海外が変わるなかで、どのような『学校づくり』をしていくのか、真価が問われますね。ダイナミックにしないといけない時期です。
最後に、佐倉先生が、中学校の教師に戻ったのが意外でした。作者の深層心理が働いているのでは?と考えてしまいますが…。あともう一つ。不合格になった生徒がいた時、どのような対応をするのかが、塾の真骨頂。この部分が見れなかったのが残念です。

ともあれ、受験は毎年繰り返され、それぞれドラマを作ります。2022年中学受験の方々は間もなくです。ファイト!

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合格したのに…と言わないためにも。

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